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2016/10/03のリライト シミの種類と治療法とは?本気で消したいシミのセルフケアから美容皮膚科最新治療

2016/10/03

シミってなあに?

 

シミとは、皮膚内で作られるメラニンという色素が増え沈着した状態の総称です。
皮膚の表面は表皮細胞であるケラチノサイトと色素細胞であるメラノサイトなどから成り立っており、紫外線を浴びる事で酵素が活発となりメラノサイト内でシミの元となるメラニンが形成されます。メラニンはシミを作り出すだけでなく、肌の細胞を紫外線から守る役割も果たしています。
紫外線を多く浴びると、皮膚を守る為に黒色メラニンが増えていくのです。
しかし、肌は常にターンオーバーを繰り返しています。そのサイクルは28日程度と言われており、ターンオーバーを繰り返すことで、新しい肌が作られます。その為、ターンオーバーを繰り返すことでシミは徐々に薄くなっていくのですが、完全にシミを排除する為には様々な対策を取ることが必要となります。
シミの主なものは日光黒子(老人性色素斑)、雀卵斑(そばかす)、肝斑、炎症後色素沈着などがあります。

シミの種類、見分け方は?それぞれの治療法。

 

 

※日光黒子(老人性色素斑)
日光に当たる部分に出てくる、境界がはっきりしたシミです。30~40歳くらいにでき初め年齢を重ねるごとにどんどん出来やすくなります。大きさも大小様々です。
治療方法はレーザーを用いて除去します。

※雀卵斑(そばかす)
両頬から鼻などの顔面の中心部に広がる数ミリ程度のシミです。遺伝性であり、幼少期から出現し思春期に目立つようになります。日焼けにより濃くなります。
治療方法はフォトフェイシャルで治療します。

※肝斑
頬骨の辺りに沿って左右対称に出来るシミです。輪郭がはっきりせずもやもやっとした形で出来る事が特徴です。原因の一つに女性ホルモンが関係していると言われ、女性に出来る事が多いです。30~40歳くらいの方に特に多くみられ、高齢者ではほとんどみられません。
治療方法は、トラネキサム酸やビタミンCの内服と美白作用のあるハイドロキノン等の外用。また、レーザートーニングにより薄くしていく治療となります。

※炎症後色素沈着
傷や炎症性皮膚疾患、レーザー治療などの肌の炎症を起こした後に出来る炎症部位に一致したシミです。
治療方法はまずは原因を除去します。通常は自然に改善することがほとんどですが、美白作用のあるハイドロキノン等の外用で改善を早められる場合もあります。

※ADM

ADMは茶色から青っぽい色をしたスバカスより若干大きなシミであり、20歳代の成人になってから出てくるシミです。成人期になって深い層(真皮層)でメラノサイトが活性化されることにより出てきますが、原因は紫外線や女性ホルモンなどと推測されています。治療はレーザー治療が基本となります。

 

シミを作らないセルフケアとは?

シミは出来てしまうとなかなか消えません。そのため、普段のお手入れでシミを予防することが最も大切です。

〇日焼け止めをしっかり塗る

SPFとPAの値に注目して、シーンにあわせて選ぶことがポイントです。

〇基本のスキンケアを怠らない

スキンケア不足は肌の乾燥を招きます。肌が乾燥すると、紫外線や摩擦等に対するバリア機能が低下しシミのリスクが上がります。しっかりとした保湿ケアが重要です。

〇正しい生活習慣
生活習慣を整えることで、肌のターンオーバーのサイクルが正常化します。良質な睡眠、栄養バランスのとれた食生活、適度な運動、喫煙や飲酒を控える、ストレス解消などを心がけることが重要です。

〇美白化粧品を使用する
美白有効成分が配合され、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぎます。そして重要なのは保湿力。
紫外線のダメージを受けにくい肌環境に整えるためには、保湿力も充実した美白化粧品を選ぶことがお勧めです。

 

 美容皮膚科でする本気のシミ治療おすすめは?経過画像お見せします!

 

 

〇シミに効く飲み薬
シミを薄くする効果のある飲み薬には、トラネキサム酸、L-システイン、ビタミンC、ビタミンEが含有されている内服薬を使用します。
トラネキサム酸にはメラニンを活性化させる酵素をブロックする働きがあり、L-システインとビタミンCはメラニン生成の起因となる作用を抑え、ビタミンEとともに代謝を向上させてターンオーバーを促します。さらにビタミンCには蓄積しているメラニンを還元させる効果も期待されています。

〇シミに効く塗り薬
塗り薬ではハイドロキノンとトレチノインの成分が含有されているものを使用します。
トレチノインには表皮角化細胞の増殖促進およびそれに伴う表皮のターンオーバーを起こすことで脱色素効果があり、ハイドロキノンは紫外線が色素細胞に当たった際にメラニンを作るために出てくる酵素を抑制する働きがありシミを作らせないようにする効果が期待できます。

〇レーザー(Q-NdYAGレーザー、PICOレーザー)
限局した日光黒子(老人性色素斑)に対して照射します。反応した部分は、瘡蓋を形成していきます。
瘡蓋が剥がれるまでの約1週間はテープ貼りっぱなしとし、保護します。

当院Q-NdYAGレーザー照射の経過画像

 

 

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日光黒子

 

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照射後3日瘡蓋形成

 

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照射後1週間

 

 

〇フォトフェイシャル
IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれるフラッシュライトを照射して治療します。メラニン色素やヘモグロビンなどの複数の色素に対して効果を発揮するため、様々な肌トラブルを同時に解決できるという事が特徴です。

当院SRA(フォトRF)照射の経過画像

 

 

 

照射前

 

 

 

照射直後の赤み

 

 

 

照射後3日

 

 

 

照射後1週間

 

〇ピーリングやエレクトロポレーション
ケミカルピーリングでお肌の表面の余分な角質を除去した後は有効成分の浸透が格段にアップします。
エレクトロポレーションは有効成分を肌深部に浸透させることができる治療ですが、ピーリングで角質を除去した後はより相乗効果が期待できます。

 

 シミ治療の失敗ってあるの?

 

 

レーザー治療は基本的に1回の照射でシミを除去するものですが、シミの状態によっては取り切れず残ってしまうことがあります。
また、せっかく治療が上手くいっても、その後のケアが悪いと炎症後の色素沈着が濃く出てしまいなかなか消えない、、、といった事もあります。
レーザーやフォトフェイシャルの治療中に積極的な日焼けをしてしまうと、逆にシミが濃くなってしまう可能性もあります。
内服治療や外用剤についても、毎日の継続が重要。容量・用法が守れなかったり、途中でやめてしまったりすれば思うような効果は出ません。

シミの治療はシミの種類によって異なり、様々な方法があります。
しかし、どの治療もしっかりとセルフケアをした上で行っていかなければなりません。
シミにお悩みの方は、まずは自分のシミがどのタイプのシミなのか、どんな治療法があるのか知ることが大切です。
東京美容皮膚科クリニックではここで紹介したほとんどのシミ治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

この記事の監修者

二宮 幸三(にのみや こうぞう)東京美容皮膚科クリニック 院長・医学博士
二宮にのみや 幸三こうぞう
東京美容皮膚科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
たるみ治療に特化し、新しいリフトアップレーザー機器の素晴らしさを安心して体験いただけるよう、痛みの少ない施術を心掛けています。
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。

 

 

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