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再生医療

staff 2010/06/19

Central Clinic にて、下腹部の脂肪吸引を担当しました。
1年前に相談させていただいた、40代女性痩せ型の患者様です。
脂肪吸引は、究極のダイエットだとは思いますが、短期的な部分痩身に限定した上で、そう思います。
手術や麻酔のリスクは差し引いていない意見ですが、、、、。
脂肪吸引は、Body Sculpture ともいわれます。
しかしながら、1度の手術で、お相撲さんのような体型の方を、モデルさんの様にスリムにする事はできません。
東京美容皮膚科CLINICには、
キャビテーション+RF+リンパドレナージュという医療痩身のメニューがあります。
加圧トレーニングのあと、痩身目的で、組み合わせる事もできます。
毎日のように、脂肪吸引を担当していた頃は、吸引した脂肪を、医療廃棄物として捨てる事に抵抗がありませんでしたが、
今回、医療廃棄物として脂肪を棄てる際、再生医療の事が頭の片隅にあり、もったいないかもなと考えさせられました。
私は、2、3年程前から、ヒアルロン酸を代表とするfiller注入にかわり、PRP;platelet-rich plasma(多血小板血漿)注入を患者様に、奨めています。
ヒアルロン酸は吸収される為、ほうれい線の治療をする場合、1年間に2回程、注射をする必要があります。
吸収されないヒアルロン酸は、しこりになったりする為、リスクを考えて使用してきませんでした。
ヒアルロン酸注射を希望されるリピーターの患者様は、8割以上PRP注入に変更され、経過も良好です。
PRPは、患者様の血液を採取し、血小板を凝固させずに集めた増殖因子の濃縮ジュースのようなものですが、
本来は、脂肪細胞から組織を培養するほうが、血液よりも優れていると考えています。
近い将来、脂肪細胞から軟骨細胞を培養し、プロテーゼなどの異物を入れずに、自己の培養細胞で、鼻を高くしたり、顎を整えたりする事は
基礎医学の進歩と、臨床医が手を組めば、実現されるでしょう。
本来、再建外科・外傷外科・歯科治療に優先されるべきものだと考えますが、美容外科・抗加齢医療に
応用されるほうが、早いかもしれません。
先日も、Newsで、再生医療が特集されていました。
皮膚の培養が成功しているイメージを与えていましたが、
実際は、毛根まで存在する完璧な皮膚の培養は成功していないと思います。

この記事の監修者

二宮 幸三(にのみや こうぞう)東京美容皮膚科クリニック 院長・医学博士
二宮にのみや 幸三こうぞう
東京美容皮膚科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
たるみ治療に特化し、新しいリフトアップレーザー機器の素晴らしさを安心して体験いただけるよう、痛みの少ない施術を心掛けています。
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。

 

 

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