この記事の監修者
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。
ウルセラについて（前編）
吉井Dr 2019/07/27
医師の吉井です。
本日土曜日
院長、皮膚科専門医の石川Drと3人で診察しています。
本日も院内はとても忙しく、美容皮膚科学会なんか行けないよ…
By院長
本日はウルセラについてお話させていただきます
サーマクールFLX？ウルセラ？の記事でも簡単にご説明しましたが
今日はウルセラについて少し詳しく見ていきます
ウルセラは「HIFU」の一つであり、主に「引き上げ」効果があります。
「HIFU」（ハイフ）とはHigh Intensity Focused Ultrasound高密度焦点式超音波機器の略です。
皮下で超音波を一点に集中させ、ピンポイントで加熱し熱凝固点を沢山つくります。
虫眼鏡で太陽光を集光するイメージですね。
この原理を利用し、ウルセラでは従来の非侵襲的治療ではアプローチが難しかった
皮膚から深い層にあるSMAS筋膜に点状の熱凝固点を多数作ります
SMAS筋膜とはフェイスリフト手術で主に引き上げる組織であり、
顔の皮下組織を面状に覆っているトランポリンのような組織をイメージすると分かりやすいです。
このように熱凝固点を多数作ることで、
点と点の間でキュッと収縮が起こり「引き上げ」効果が出ます。
また熱で縮んだ繊維を修復する過程で施術~２ヶ月をピークに「引き上げ効果」が得られるのです。
ポニーテールで引き上がるようなイメージです
またSMAS筋膜へのアプローチだけでなく、深さを変え真皮深層にも凝固点を作ります。
このようなSMAS層と真皮深層の多層照射によって引き上げ効果を高めることが出来るのです。
部位によっては神経の走行等を考慮し、4.5㎜と、3.0㎜を使い分けて施術していきます。
1.5㎜は、希望者のみです。
（当院では浅層の1.5㎜、2.0㎜はウルトラフォーマーⅢで施術していいます）
ウルセラは即時効果を求めるものではありませんが
半顔を施術しお鏡を見ていただくと左右差が分かる患者様が実はほとんどです
効果のピークは2ヶ月位で現れます
その後自然な老化の過程で半年~１年かけて元に戻っていくので
当院では半年から1年に１回受けられる方が多いです
ウルセラの痛みやダウンタイム、
リスクについては後編にてお話させていただきます
新たに加わった看護師さんの歓迎会を行いました
普段から施術の介助や各施術を的確な技術で支えてくれているスタッフ達
患者様思いで、いつも厳しく指導して下さる院長と共に
とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
普段は短パンが多く少年のような院長もスーツでびしっとキメていらっしゃいます
これからもスタッフ一同、心を込めて丁寧に真面目に施術させて頂きます
※夏休みに入り、海外からサーマクール、ウルセラを院長指名で毎年
受けにいらっしゃる患者様、
PRP希望の患者様もとても多く、非常に予約が取りづらくなっています。
ご予約は早めにお願い致します。
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。
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