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フォトフェイシャルの効果がすごい!副作用やレーザーとの違いを比較

吉井Dr 2019/08/09

 

小さい頃からあるそばかす、
大人になって急に出てきたシミ…

美白化粧品を毎日一生懸命使っても改善できない
シミやくすみに悩んでいませんか?

そんな細かいしみ・そばかすには一気にケアができる
フォトフェイシャルがオススメです!

 

フォトフェイシャルとは

 

IPL(Intense pulsed light)光治療のひとつです。

現代の医療美容界の中では、
美白・美肌治療の大定番メニューです。

約500nm~1200nm台の幅広い波長帯を持つ、
特殊な光を肌に照射し、主に顔全体の細かいシミやそばかすに対して

回数をかけて照射することで、より美肌効果の得られる治療法です。

日本でのフォトフェイシャル治療は、2000年頃からはじまり、
現在では、様々な会社から数十種類のIPL治療機器が
開発・販売されています。

数々の美容クリニックでも、ほぼ導入されている治療法です。

※「フォトフェイシャル」と実際に呼べるのは、
登録商標となっているルミナス社のIPL治療器「Stellar M22」や「M22」や
「NatuLight」を使用している場合のみです。

他社のIPL治療機器は別の治療名で呼ばれています。

 

 

フォトフェイシャル(IPL治療)の仕組み、どんな効果がある?

・IPLの仕組み

幅広いIPLの波長は、機器によって波長の幅が異なりますが、
血中のヘモグロビン(赤色)と
シミ・そばかすのメラニン色素(黒~茶色)に反応します。
シミやそばかすがメインでわかりやすく効果が出ますが、
シミやそばかす以外の
”赤ら顔”や”ニキビ跡”などの赤みにも効果的です。

さらにIPLの熱の作用により、コラーゲン生成も促されるので、
”毛穴”や”肌のキメ”の乱れを整える効果も期待できます。

肌の色むら・色調の改善と同時に、様々な肌トラブルを
改善することができる画期的な治療法です。

美白したいし、とにかく美肌になりたい。
そんな願いが両方とも叶います。

・IPL治療の最大のメリットは、
ダウンタイムがほとんどなく、肌の悩みを一気に治療でき、
“肌の変化がしっかりと実感できる”というところです。

 

・IPLの歴史

IPLはもともと戦闘機の塗装を剥がすために作られたところから
始まりました。
戦争時、戦闘機の重たい塗装を何度も塗り替えせずに、
手早く剥がすための方法としてIPLの原型が使われていたのです。

その後1995年アメリカで血管性病変や静脈瘤などの血管腫治療器として開発されました。
長年の研究・改良により、2000年には、皮膚の若返り法として、アンチエイジングの技術としても確立していきました。

様々な肌トラブルに対して、ダウンタイムのない
美肌治療として世界中で爆発的な人気となりました。

 

フォトフェイシャルの機械で何が違うの?M22の最新機種、Stellar M22とは?

 

ナチュライト・M22・Stellar M22 ルミナス社
サイトンBBL サイトン社
ルメッカ INVASIX社
ライムライト キュテラ社
アキュチップ キュテラ社オーロラ(フォトRF) シネロン社
エリプスフレックスPP エリプス社
フォトシルクプラス デカ社…

 

上記以外にもIPLの機器は沢山あります。

機器によって、照射できる波長の幅が違います。
出力やその時の肌状態、照射方法によっても反応の差はありますが、
選択する機器の種類によっては、

『この機器の反応は良かったけど、
この機器の反応はあんまりだった…。』

なんてことも!

また、IPL治療を流れ作業のように施術しているクリニックもあり

しっかり知識と技術のあるクリニックへ行くことを強くお勧めします。

いい機械を持っていても、宝の持ち腐れでその機械の効果を全然引き出せてない…

そういったクリニックも実際に多々あります。

価格で選ぶことも大切ですが、
自分(お悩み)に合った機器を見つけるのも大きなポイントです。

例)シミに効かせたいのか、
赤みに効かせたいのか
肝斑がある場合、
照射はできるのか…等

お悩みに合わせて波長のフィルターを変えられるIPL機器もあります。

最も自由にカスタマイズして治療ができると言われているのがルミナス社のM22です。

2021年4月、この最新機種であるStellar M22 が発表され、当院でも今後導入予定です。

 

シミのレーザーとは何が違うの?

 

イメージしやすいよう、ざっくり説明すると、

・レーザー治療とは、ひとつの悩みに対して、

ひとつの波長のみが高出力にドンッと出ます。
深く・狭く作用するのがレーザー治療です。

形がはっきりとしたやや大きいシミが悩みの方は、
IPL治療ではなく、
ルビーレーザーやアレキサンドライトレーザー、YAGレーザー等で
治療してしまった方が綺麗に反応します。

ほぼ1回(やや残る場合1~2回)での効果は高いですが、
1~2週間の間、照射部位をテープで保護しなければならないことや、
炎症後の色素沈着といって、やけどした時の経過のように
かさぶたが剥がれる→ピンク色→肌色→茶色(炎症後の色素沈着)→肌色
という経過を3ヶ月~半年ほど期間をかけて徐々に薄くなっていきます。

 

・IPL治療は、
複数ある悩みに対して、幅広い複数の波長が出ます。
浅く・広く作用するのがIPL治療です。

細かいシミ・そばかす・毛穴・赤み・肌質など
複数ある症状に対して、一気に顔全体の照射することができます。

なんといっても、レーザーとは違い、
照射後のテープ保護が不要で、当日からメイクも可能。
1週間もすれば反応したシミが薄くなっていくのでスケジュールを立てやすいメリットがあります。

その分、効果実感までに約3~5回の照射が必要ですが、
定期的な美肌治療目的としても続けやすい治療になります。

 

IPL治療のメリット

 

• シミ・そばかす以外にも
赤みや毛穴、肌質改善やエイジングケアまで
幅広い効果が期待できる
• 輪ゴムでパチンと弾かれる程度で、痛みが少ない
• 照射後赤みは出るが、当日からメイク可能で、
ダウンタイムがほとんどない。
• 施術時間が短く、気軽に受けやすい。
• 年齢問わず、定期的な治療として取り入れやすい。
• 肌悩みに対してフィルターを選択できる機種もあり、より効率的に治療ができる。

 

IPL治療のデメリットや、副作用はあるの?

 

• 1ヶ月おきに約3~5回程の治療が必要。
• 機器によって低価格なものから高額なものまである。
• 火傷のリスクがあるので、
日焼けしてる場合は照射ができない。
• シミによって、完全に取りきれない部分もある
• 数ヶ月~数年後に再発する場合もある。
• 肝斑にも打てるフィルターを搭載している機種もあるが、
照射してみないと実際わからない場合もあり、
肝斑が悪化する可能性もある 。
• 肌状態によって、火傷や水疱などができるリスクがある
• 肝斑とシミが重なっている部分は、医師と要相談になるか
照射を勧めない場合もある。
• 治療前、治療後も必ず日焼け止めを塗り、普段からもUVケアを気をつける必要がある。

 

フォトフェイシャルをやめたらどうなる?

 

急に肌トラブルが続出するわけではありませんが、
一度無くなったシミが、数年経ってから再発するといったケースもあります。

これは、加齢や再度、紫外線を浴び続けることによって
再発してしまうことが原因だと考えられます。
美肌効果を目的とされる場合、1ヶ月に1回を合計3~5回の施術が目安とされています。
また、ある程度効果に満足されるようになったら、メンテナンスとして3~6ヶ月に1回の
施術を続けていくことがお勧めです。

 

フォトフェイシャルの失敗例、効果ないこともあるの?

 

・ノーダウンタイムの治療法なので、失敗するということは
極めて少ないかと思いますが、
注意しなければいけない点があります。

①高い出力で照射してしまった場合
②日焼けをしているのに照射した場合
③肝斑の上、もしくは明らかな肝斑は
出ていないが、これから出てきそうな部分を
密に照射してしまった場合です。

この3つは常に注意したい点です。
もちろん施術する側が気をつけなければいけないことですが、
患者様にもマメ知識として知っておいて頂きたい部分です。

①と②は、赤み・火傷・色素沈着のリスクがあります。

どうしてもはやく結果が欲しい。
多少日焼けしていても大丈夫だろう。
レベルを上げて欲しい!というお気持ちもすごく理解できますが、
高すぎるレベルで照射すると、火傷し、機器のチップ型(長方形)のかさぶたができ、
剥がれた後に白く色が抜けてしまう期間が数ヶ月続きます。その後、徐々に肌色に戻って
いきますが、せっかく綺麗になるための施術なのに、逆に悪化してしまっては本末転倒です。

これらを防ぐには、当たり前の事ですが事前に
医師の診断を受ける事が基本です。

IPL治療は、その時の肌状態に合わせて出力を変えたり、
シミの反応を見つつ照射していくものなので、
高出力に上げるというのは難しいことなのです。

③肝斑の存在も含め、医師に肌状態を診てもらい、
IPLを打って大丈夫かどうか、避けた方がいいところは無いか、

もしくはIPLよりも肝斑治療を先に進めた方が良いのか、

見極めてもらうことが大切です。

・また、効果がなかったという失敗例もあります。

それに関してはおそらく

・続ける回数が少なかった
・もともとの肌トラブルが少なく、劇的な変化がみられなかった。
・出力があまりに低かった・気になるところを重点的にやってもらえなかった。
・IPL治療への期待値(目標)が高かったという原因が挙げられます。

 

安いフォトフェイシャルはどうなの?

 

現在のIPLの価格は、クリニックによってかなり幅広いです。
使用する機器によっても変わります。

価格の安いところだと大体1万円以下、
価格の高いところだと約5万円くらいまで。

サービスの面や照射するショット数で調節されているのかもしれません。

続けやすい価格のところ、しっかりシミや肝斑など
肌悩みを見分けてくれるところが良いですね。

 

東京美容皮膚科クリニックでは、
定期的にある医療品や医療機器の講習へ
医師・スタッフともに積極的に参加しております。

 

数ある光治療器の中で、フォトフェイシャルの先駆者ルミナス 社の講習も毎年参加しております。

IPL治療を初めて行う時や経過を見るときは必ず医師の診察が入ります。

シミ・そばかす・肝斑など
自分での判断が難しい場合は、是非一度ご相談くださいね。

お悩みに対して、一番ベストな方法をご提案させて頂きます。

 

EGAWA

 

 

 

 

 

 

 

この記事の監修者

二宮 幸三(にのみや こうぞう)東京美容皮膚科クリニック 院長・医学博士
二宮にのみや 幸三こうぞう
東京美容皮膚科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
たるみ治療に特化し、新しいリフトアップレーザー機器の素晴らしさを安心して体験いただけるよう、痛みの少ない施術を心掛けています。
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。

 

 

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