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セラミッククラウン

staff 2012/10/09

体育の日の連休で、
久しぶりに自宅でテレビをみましたが、
バラエティ番組で
美容整形を題材にしてました。
セラミッククラウン
オールセラミッククラウン
歯科の問題ですが、
あれは、やめたほうがいいと思います。
ボトックス中毒もしかり・・・。
コンプレックスと、リスクの天秤だけれども、
耐用年数の問題と、
健康な歯を削る点
リスクが露呈し、現実に直面した時
必ず後悔すると思います。
リスクは、インフォームドコンセントにより、
充分説明を受けたと思っても
医師の説明の仕方次第で雰囲気は変わるし、
理解したといってトライする患者さんは
正直、専門的なことが分かるわけでなく
分かったつもりになっているだけだと思います。
年をとって、必ず後悔すると思います。
矯正が面倒くさくて痛いのは事実だけれども、
まともな歯医者は手をださない分野だと思います。
自分より若い患者さんに手術を施した場合
その人が歳を重ねた場合、面倒みきれないわけで・・・。
経営が安定している医療法人も永遠なものではないと思いますし・・・。
人工物を健康な人に入れることは、血流が悪くなるので感染もしやすいですし、
2度目の手術の方が、よっぽどリスクを伴います。
整形外科の領域(美容整形ではありません。)で、人工関節置換術の手術を
病気の人に適応とするときは
耐用年数の問題もあり、症状によりなるべく遅らせます。
これは、平均50・60歳以上の患者さんでも、検討する事ですが
20歳・30歳で健康な歯を削り、1日で矯正する事は
正しい知識があれば、愚かな事だと思います。
術前・術後の写真を見て、歯並びの悪い人は、悩むでしょうが
あまりに歯並びの良い白くきれいで整った人は
僕には、レントゲンで撮影したように、
削りすぎた歯が、透かしているようにみえるから
美人には、見えません。
歯がきれいでも、歯茎が黒く変色したりしています。
あくまで私見ですが、普通の医療関係者の身内がいれば
99パーセント反対される施術だと思います。
歯は、審美的にも大切な要素である事はもちろんですが、
健康的に、抗加齢的にもとても大切であり
セラミッククラウンの施術は、後者を失うリスクがあります。
テレビを見て、勘違いされた人が少なからずいると思います。

この記事の監修者

二宮 幸三(にのみや こうぞう)東京美容皮膚科クリニック 院長・医学博士
二宮にのみや 幸三こうぞう
東京美容皮膚科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
たるみ治療に特化し、新しいリフトアップレーザー機器の素晴らしさを安心して体験いただけるよう、痛みの少ない施術を心掛けています。
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。

 

 

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