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ウルセラについて(後編 痛み、リスク、ダウンタイムなど)

吉井Dr 2019/08/17

医師の吉井です。

本日土曜日、耐え難い暑さに見舞われております。

くれぐれも熱中症にはお気をつけてお出かけください

 

前々回のブログで「ウルセラ」の原理、効果についてお話させて頂きましたが

今回は、痛みやダウンタイム、リスクについてです

 

痛みについて

 

私自身も痛みにとても弱く実際に「ウルセラ」を受けてみるまでは

こんな深い所まで熱が入るなんて相当痛いのではと漠然としたイメージがありました

もちろん無痛とは言えません、

なんとも言えない初めて感じるようなズーンとした感覚があります。

 

当院ではこの痛みを緩和するために、

手のひらサイズのブルブル振動する機械を持って頂いています。

これはメルツ社から頂いた30個ほど頂いた正規品ですが、

使用頻度が高くとてもお世話になっています。

 

この機械はゲートコントロール理論を利用し痛みを減らしてくれます。

振動と痛みを同時に与えたとき、脳は先に振動を感じ、後から伝わってくる痛みをブロックしてくれます。

(サーマクールFLXと同じ原理ですね

これがかなり効果的

私自身もこれのおかげで苦痛なく施術を受けられています

(痛みにより治療を中断される患者様は数年に一人いるかいないかです。)

 

また日々施術していて感じるのですが、痛みにはかなり個人差があります。

「思ったより痛くないわね」と涼しいお顔で受けていらっしゃる方もいらっしゃれば

「ブルブル様様です。これのおかげで次も受けれそうです」と仰る方もいらっしゃいます。

ご希望があれば表面麻酔の使用もさせて頂きます。

しかしウルセラは皮膚から深い所をターゲットにしているため、

効果という点では疑問です。あくまで安心材料の一つになればと(当院では表面麻酔される方はほとんどいらっしゃいません)。

 

また施術室の環境など、当院では出来るだけリラックスして治療を受けていただけるように医師、介助スタッフとも心がけております

 

リスクとダウンタイムです。

殆どの方はノーダウンタイムで受けて頂いていますが

起こる可能性のある事象を頻度の高い順にお話しします。

・施術後エラの部分に筋肉痛が出ることがあります。1~2週間でなくなります。

・線状痕(猫に引っ掻かれたような跡)がでることがあります、お化粧で隠せる範囲であり1~2週間でなくなります。

・ごく稀にエラの部分に腫れが生じることがあります。こちらも1~2週間でなくなります。

・ごくごく稀に内出血、一過性の神経障害がおこることがあります。

ウルセラがターゲットにしているSMAS筋膜の層には、血管や神経も走っています。

神経に関しては、その走行により照射できない箇所が決まっており

神経に超音波を照射すると一過性の神経障害を起こすことがあるので、

施術前には必ずマーキングを行っています。

 

 

しかし神経の走行には個人差があります。

ごくごく稀ですが神経に超音波の影響が出ることで

施術後にピリピリしびれる感じや口角が下がる感じが出現することがあるといわれています。

ウルセラによる不可逆的な神経障害の報告はなく、数日から長くても2.3か月の過程でなくなります。

 

 

半顔を施術しお鏡を見ていただくと左右差が分かる患者様もいらっしゃいますが、

効果のピークは2ヶ月位で現れます

その後自然な老化の過程で半年~1年かけて元に戻っていきます

当院では効果を持続させるためのメンテナンスとして使用できる機械も沢山おいております。

 

東京美容皮膚科クリニックではウルセラを2台体制で稼働しており

毎日多くの患者様に対して施術を行っています症例数の多さも当院の強みです

また全例ウルセラ認定医が照射しています

たるみ治が気になっているけど、糸や手術には抵抗が…という方

また他院様で受けたが効果イマイチだった方など、

お気軽にご相談ください

サーマクールFLXかウルセラか迷われている方は、

両方の準備をしてご予約を取らせて頂きますのでお申し出下さい

この記事の監修者

二宮 幸三(にのみや こうぞう)東京美容皮膚科クリニック 院長・医学博士
二宮にのみや 幸三こうぞう
東京美容皮膚科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
たるみ治療に特化し、新しいリフトアップレーザー機器の素晴らしさを安心して体験いただけるよう、痛みの少ない施術を心掛けています。
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。

 

 

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