美容医療用語集
面皰
皮脂は毛根を包んでいる組織である毛包の内側に導管によって分泌されます。
これが毛包につまった状態を、俗に毛孔に皮脂が詰まったといいます。
すると、毛包の一部がふくらんできます。
それが非常に小さい状態を微小面皰といいます。
この状態でプッシャーで圧拍してもつまった皮脂はほとんど出てきません。
微小面皰がだんだん大きくなって面皰(コメド)となります。
面皰には、毛孔が閉鎖されて白っぽく見える白色面皰と、毛孔が開大して汚れが付着し、メラニン色素が折り重なった状態になって、黒く見える黒色面皰の2種類があります。
面皰が炎症を起こして赤く腫れたのを赤色丘疹(赤ニキビ)といいます。
炎症の原因は皮脂組成の遊離脂肪酸による刺激、さらにニキビ桿菌からの毒素や酵素による刺激といわれます。