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美容コラム

2021/4/32022/2/25執筆者 吉井医師

クレーターや赤みが残った!
消したくてもなかなか消えないニキビ跡、
美容皮膚科で治療しませんか?

目次

マスク生活も続き、肌が擦れることも増えニキビの炎症もなかなか引かず、ニキビ痕が残る事も増えたのではないでしょうか?
本日はそんなニキビ跡治療についてお話しさせて頂きます。

※この記事は2021年4月3日の記事を加筆修正いたしました。

そもそもニキビとは?

ニキビとは毛穴が詰まることによってできる発疹のことをいいます。皮脂の過剰分泌などで起こる皮脂詰まりや角質が毛穴をふさぐことで白ニキビや黒ニキビができ、そこに皮脂を好むアクネ菌が増えて炎症を起こします。

またこの炎症がひどくなると、赤ニキビや膿をもつ黄ニキビとなります。適切な治療がなされず、炎症が重症化した場合などは瘢痕などのニキビ跡として残ることがあります。

赤みやシミ、凹みなど、ニキビ跡にはどんなものがある?

ニキビは跡を残さず消えるものもありますが、炎症が長引いたり早期に適切な治療を行わなかった場合に跡として残ります。

ニキビ跡には様々なものがあります。

赤み

ニキビ跡の赤みは、ニキビが治ったあとも続く紅斑であり、真皮の毛細血管拡張により生じると考えられています。

分かりやすくいうと、ニキビの炎症によりダメージを受けた組織を修復するために毛細血管が増えることにより赤く見えているのです。

比較的短期間で引くものもあれば、消失まで時間がかかるものもあります。

色素沈着(茶色み)

ニキビの後にのこる茶色いシミのようなものは『炎症後色素沈着』であり、火傷の後の茶色みやケガの後の茶色みと同じようなものです。

炎症反応で刺激されたメラノサイトにおけるメラニン産生の増加などが原因と考えられており、ニキビの炎症からお肌を守るためにメラニンが大量に作られ、それが残ることにより茶色く見えるのです。アジア系やアフリカ系のダークスキンを有する人種で生じやすいと考えられています。

クレーター(瘢痕)

クレータは一般的にはニキビに対して無治療であったり、無理に潰してしまった等、治療が不適切な場合に炎症が重症化して出来てきます。

ニキビができても、初期のうちに炎症をしっか抑えることが出来ればお肌の状態は創傷治癒により元の状態に戻ることが出来ます。しかし黄ニキビ(膿疱性ざ瘡)など炎症が強いニキビでは毛穴が損傷、破壊され真皮内まで炎症が起こってしまします。その結果、真皮、毛穴が完全には元に戻らずに部分的に線維化して治ります。このため、部分的にvolumeが下がり、クレーターが形成されます。

クレータと呼ばれるものには『Icepick scar』『Rolling scar』『Boxcar scar』などがあります。

市販薬や美容液、化粧水でニキビ跡のケアはできるの?

ではニキビ跡は市販薬や美容液のケアできるのでしょうか?

ニキビ跡を悪化させないためにまず大切なことはUVケアです。紫外線によって色素沈着は悪化しますので、まずはUVケアを徹底することが基本となります。

その上で茶色いニキビ跡である色素沈着の原因となっているメラニンの生成を抑え、また出来てしまったメラニン色素を分解してくれるような美白効果の高い成分が配合された美容液を使用することをおすすめします。具体的な成分としては ビタミンC誘導体やハイドロキノン等です。

これらは主にニキビ跡のなかでも色素沈着に対する治療となります。赤みやクレータータイプのニキビ跡はなかなかご自宅でのケアのみで改善させるのは難しいのが現状です。

飲み薬や塗り薬で治療はできるの?

ご自宅で行えるニキビ跡の治療として飲み薬や塗り薬があります。

これらの治療は何よりも日々の継続が大切になってきます!!

飲み薬はトランサミン、シナール、ユベラを処方します。

トランサミンはトラネキサム酸であり、医療用、一般医薬品として肝斑などの治療においても内服され、メラニン色素の生成を抑制しニキビ跡の色素沈着に効果をもたらします。また抗炎症作用をもち、赤みにも効果的です。シナールはビタミンCであり美白だけでなく、抗酸化作用やコラーゲン生成など皮膚に対して様々な作用をもたらします。

ユベラはビタミンEであり、ビタミンCの作用を助けたり、肌の代謝を良くしてターンオーバーを促す効果が期待できます。

塗り薬としてはハイドロキノンやトレチノインを使用し、主に色素沈着(茶色もみ)に効果的です。

ハイドロキノンはメラニン色素の生成を抑制し、また出来てしまったメラニンを還元する作用があると言われています。

トレチノインはお肌のターンオーバーを促進しメラニンの排泄効果が期待できるお薬です。

早く消したい!美容皮膚科で出来るニキビ跡の治療はどんなものがありますか?レーザー治療などできるの?

ニキビ跡のタイプにより、それぞれ有効な治療があります。

赤みタイプのニキビ跡の治療で有効なもの

イオン導入、エレクトロポレーション、メソポレーションなどでビタミンCやトラネキサム酸などの有効成分を導入する治療です。赤みに関してはとても時間がかかるものもありますが、この治療を行うことで赤みを減らしていく手助けとなります。また色素沈着(茶色み)にも効果的です。

またフォトフェイシャル(IPL)の幅広い光は赤みの原因であるヘモグロビンにも反応するため、よい適応となります。

色素沈着タイプのニキビ跡の治療で有効なもの

ケミカルピーリングでターンオーバーを整えたり、美白に対して高い効果が期待できるビタミンCやトランサミン等を点滴で投与する方法です。

クレータ(瘢痕)タイプのニキビ跡の治療で有効なものは

ざっくりいうと、お肌にわざと傷をつけその傷が治ろうとする力(創傷治癒)を利用する治療です。

具体的にはお薬を塗布しながら針で無数の微細な傷を作るダーマペン4やレーザーにより傷をつけるフラクショナルCO2レーザーがあります。

ダーマペンは機械で肌にわざと微細な穴を開けることで、本来お肌が持ってる再生能力を高め肌の生まれ変わりを促す治療であり、クレーター対応のニキビ跡、目元や頬の小じわ、首のシワ、毛穴などを改善してくれます。また微細な穴を開けながら再生を促す薬剤を塗布することで、より効果を高めることが出来ます。

・ニキビ跡のクレーター、目元や頬、首の小じわ、毛穴が気になる方は
『BENEV(成長因子)』、『PRP』で再生を促す治療。

・お肌にハリやツヤが欲しい方は
マッサージピールの薬液をより浸透させる目的の『ヴェルベットスキン』などがあります。

ダーマペン4のダウンタイム

ダーマペン4のダウンタイム

これはダーマペン4『BEVEV(成長因子)』をおこなった直後の写真です。

赤みやわずかに点状出血、稀ですが内出血が起こることもあります。
これらは長くても1~2週間で引いてきます。

また施術後1週間は乾燥や皮むけを認めることがありますので、保湿徹底がとても大切です。

ニキビ跡クレータの治療はどうしても回数が必要になってきますが、このような治療を根気よく続けることで改善していきます。

ニキビ跡治療をご希望の方は
東京美容皮膚科クリニックへ

当院ではニキビ跡の赤みや色素沈着、クレーターに対する治療を行っております。

ホームケアだけではどうしても改善が難しい、ニキビ跡。
ぜひご相談下さい。

出典:日本皮膚科学会雑誌 第130巻 第10号
出典:スキルアップ ニキビ治療実践マニュアル

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この記事の監修者

二宮 幸三(にのみや こうぞう)東京美容皮膚科クリニック 理事長・医学博士
二宮 にのみや 幸三 こうぞう
東京美容皮膚科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
たるみ治療に特化し、新しいリフトアップレーザー機器の素晴らしさを安心して体験いただけるよう、痛みの少ない施術を心掛けています。
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。