この記事の監修者
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。
40代になると急に「老けたな」と実感してきます。
中でも新たな悩みとして出てくるのが、「たるみ」「しわ」。
しみやくすみはメイクで隠せても、たるみ、しわはそううまくはいきません。
美容医療でよく耳にするのが、しみがなくなると○○歳、しわたるみがなくなると○○歳若返ってみえるというフレーズです。
自宅ケアで、ゆっくりマイルドな効果を狙うのもいいですが、老いは待ってはくれません。医療の力をかりると、シミなら最短で1週間で結果を出す機器があります。たるみなら医学的にリフトアップ効果が認められた機器もあります。
進行していく症状だからこそ、
即効性や効果重視の美容医療を適度に頼りましょう。
ライフプランを考えるように、美容も計画をたてて行いましょう。
40歳になったらウルセラを受ける、42歳になったらボトックスを試してみるなどの治療計画を医師と相談しましょう。また年間の美容医療にかける費用の上限も決めておきましょう。
美容医療はつい足し算でやりたいことが増えてきます。
自分なりの制限を決めておくことはとても大事なことです。
20代なら脱毛やニキビ、30代ならしみや軽度なたるみといったように、年齢によって悩みは異なります。またそれぞれのクリニックも得意な治療や患者様の年齢層が違います。
たるみの治療をしたいのに、ニキビ治療がメインのクリニックに行くのはナンセンスです。
年齢の変化で似合うファッションがかわるように、世代に応じたクリニックを選びましょう。
たるみとの付き合いが本格的に始まる40代。
スタートが肝心です。
この時期に、効果も安全性も実績のある治療を体験しましょう。
一流の機器で満足できるのかを知っておくことは、今後のたるみ治療の方針を決める指標となります。
照射実績のあるクリニックで、一流の機器で満足出来なければ、手術といった選択肢もでてくるでしょう。
だんだん気になってくる、ちりめんじわ、表情じわ、たるみによるしわ。
中でも表情じわは、ボトックスで一定期間しわがよるのを弱めるだけでなく、しわが刻まれる時期を遅らせてくれます。刻まれたしわを消すことはとても難しく、費用対効果も悪いです。表情じわが刻まれる前に、先回りのボトックスで効率よく対策しましょう。
ほうれい線やマリオネットラインなどのたるみによるしわは、ヒアルロン酸も選択肢の一つです。
よく「ボトックスはやめられなくなる」という中毒性を気にする患者様がいますが、診療していて多いと感じるのはヒアルロン酸依存の方です。
始めは適量で満足できていたのに、パンパンな顔になってもまだ足りないと不自然になっていく人がいます。即効性があり使用法によってはとてもよい治療ですが、あくまでも機器での効果が足りない部分に注入する程度にしましょう。
効果の満足度が高いレーザー脱毛ですが、白髪には効かないという欠点があります。
特に最近注目されている介護脱毛。将来に備えてアンダーヘア(VIO)を脱毛される患者様が増えました。
白髪になってしまうと、針脱毛を行うしかありません。
もし脱毛をしたい気持ちがあれば、白髪になる前に行うことをおすすめします。
正直にお話しすると、細胞レベルで若返ることができる治療は存在しません。
しかし美容医療の力で、若返った印象をつくることは十分可能です。
40代からのスタートでも遅いことはありませんのでご安心ください。
美容を取り入れる目的はなんでしょうか?
「綺麗になった!」が続いた先にある充実した日々を送ることが目的です。
美容にとらわれすぎて、生きづらくなるのは本末転倒です。
目的と手段を取り違えないよう意識しましょう。
エイジングサインが始まる40代は、
自己流ケアではなかなか対応できない症状が増えてきます。
せっかく行うなら効果がわかりやすい美容医療を取り入れ、
明るく年齢を重ねましょう。