東京美容皮膚科クリニック

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美容コラム

2021/11/10監修者 二宮院長

【医師監修】 サーマクールの効果とは?
老け顔にならないために気をつけたいこと

目次

たるみ治療・たるみ改善として有名なサーマクールですが、実は「やりすぎると頬がこけて老けて見える」などという意見もあります。

たしかに、極端に頬のボリュームが少ない方や、不必要な場所への過度の施術により「頬がこける=老けて見える」ということもたしかにあります。

今回はサーマクールの原理を紐解きながら、「どうしたら効果的にたるみ改善効果を得られるのか」、「どういった人におすすめの施術なのか」を徹底的に解説していきます。

サーマクールとは真皮層に熱を与える医療機器

サーマクールはRF(高周波)エネルギーを使って真皮や皮下組織に熱を与えて、皮膚のコラーゲン生成を促し美容効果を得る医療機器です。

なぜ、熱を加えるとたるみ改善効果を得られるのか

そもそもたるみのある状態というのは老化したコラーゲンが占めている状態にあります。そこにサーマクールで肌に熱を与えるとまず3次元的に肌が引き締まります(原理はお肉を焼くと表面が縮むようなイメージです)。そして人間には傷を修復する力があるので、熱照射部位に新しいコラーゲンが生成され、ハリのある肌を取り戻すことができます。

後述していますが、リフトアップ効果を得ることが目的の方には、「ウルセラを使ったたるみ治療」や「サーマクールにより引締めを行い更にウルセラによるリフトアップ治療」がおすすめです。

サーマクールFLXは「時間短縮」「痛み軽減」が特徴

ハイフの主な美容効果は以下の通りです。

サーマクールFLXは、2017年にバージョンアップしたサーマクールの第4世代であり、痛みと効果を大幅に改良したサーマクールCPT(2009年)の進化版になります。

サーマクールFLXの「FLX」は、それぞれ「Faster(より早く)」「Algorithm(手順)」「Experience(経験)」を意味しており、主な進化内容は「照射チップの照射面積の拡大」と「適正エネルギー投与」、「バイブレーション振動の多方向への変化」です。

昔のサーマクールは痛みがとても強かったのですが、最近のサーマクールは本当に痛みが少ないんです。

「痛みがなくなったって、それただ単にパワーが弱まってるだけなんじゃないの?」「本当に効果あるの?」と不安になってしまう方もいると思うので、サーマクールFLXの特徴を簡単にご説明します。

適正エネルギー投与による痛みの緩和

サーマクールFLXでは、パルス毎にファイン・チューニングを行うため、照射部位別のインピーダンスを把握した適正エネルギー投与が可能となります。適正エネルギー投与によって、「強すぎず・弱すぎない熱エネルギー照射」を実現すると同時にクーリングも行うため、施術中の痛みを軽減することができます。

バイブレーションによる痛みの緩和

サーマクールFLXでは、サーマクールCPTで縦方向のみだったバイブレーションを「多方向バイブレーション」へと進化させ、患者様がより振動を感じる設計となりました。「振動感覚の方が脳に伝わりやすい」というゲートコントロール理論を応用したもので、サーマクールCPTに比べて痛みが軽減されたことを証明する1つといえます。

サーマクールCPTとFLXの簡易比較

サーマクールCPTとサーマクールFLXの簡易比較は以下の表を参考にしてください。

項目 サーマクールCPT サーマクールFLX
世代 第3世代 第4世代
痛み 少ない より少ない
施術スピード 40~60分 約30分
肌の引き締め効果 高い 非常に高い
チップの大きさ 3.0㎠ 4.0㎠
深達度 2.4㎜ 4.3㎜
施術料金 8万円~ 15万円~

サーマクールCPTは、サーマクールFLXよりも施術料金は安い傾向にあります。サーマクールFLXの料金は比較すると高く感じますが、より高い効果が期待できます。

サーマクールの効果

サーマクールの効果は主に以下の6つです。

  • たるみ改善
  • 小顔
  • 肌のハリ
  • しわ改善
  • 毛穴の開き改善
  • ニキビ・脂性肌の改善

サーマクールはウルセラと同様に「たるみ治療」として認識されていますが、施術可能範囲に違いがあります。ウルセラの施術可能範囲が顔と首であるのに対し、サーマクールは顔と首はもちろん、二の腕や太ももなど、肌のたるみが気になる箇所のほとんどに施術できます。

  • サーマクールはリフトアップそのものというよりは、肌の引き締め効果に定評があります。またウルセラ(ハイフ)と比較して「しわ改善」や「毛穴の開き改善」にも効果があります。肌の引き締めによって結果的に皮膚が上に持ち上げられるような形となり、リフトアップ効果が得られるのです。

さらに、皮脂腺が縮小するメリットも得られるため、「ニキビや脂性肌の改善」にも効果があります。

サーマクールの効果はショット数に比例する

サーマクールの熱エネルギー照射によって得られる効果は「ショット数」(高周波の熱を加える回数)に比例します。サーマクールのショット数は主に300ショットと600ショットに分かれますが、ショット数の大きさが与える熱エネルギーの大きさに比例し、その分真皮や皮下組織に与えるダメージも大きくなります。

与える熱エネルギーが大きいということは、照射後の赤みや腫れといった症状を引き起こす原因にもなるため、患者様のたるみや肌の状態をみてショット数を調節するのが一般的です。「サーマクールを試してみたい」という方は300ショットから始めてみてはいかがでしょうか。

サーマクールの効果は半年ほど持続する

サーマクールによる熱エネルギー照射では、施術後すぐに「コラーゲン線維の収縮による即時的な引き締め効果」が得られます。次に収縮した(熱エネルギーによって損傷した)コラーゲン線維が修復される過程で、新しいコラーゲンが生成され、収縮したコラーゲン線維に置き換わる現象(創傷治癒)が起きます。

施術後の即時的な引き締め効果の後は、施術から1ヶ月後が創傷治癒のピークであり、効果は約4~6ヶ月続くのが一般的です。あくまで一般的な効果の持続期間ですので、施術前の医師とのカウンセリングで自身の肌質、得られる効果の見込み等をお話してください。

サーマクールのデメリット一覧

ダウンタイムや副作用がほとんどないサーマクールですが、よく言われているデメリットは以下の3つです。

  • サーマクールをやりすぎると頬がこけて老けて見える
  • 短期的に痛み・炎症が起こる可能性がある
  • リフトアップ効果はウルセラに劣る?

サーマクールをやりすぎると頬がこけて老けて見える

サーマクールはたるみ治療として効果が期待でき、さらに施術回数を増やすことで更なる効果を期待することができます。しかし、もともと頬にボリュームが少ない方などは、サーマクールの施術を頻繁に行うことによって頬がこけてしまうことがあります。

サーマクールの施術は肌の引き締め効果を得るために効果的な治療方法です。不必要な場所への過度な施術を行うと、結果として頬がこけてしまう恐れがあります。

サーマクールの効果の持続時間は約6ヶ月とされていますが、個人差があるため、施術後6ヶ月よりも早く次の照射を行いたいと思う方もいらっしゃることでしょう。

治療間隔は必ず担当医師に相談して2回目以降の施術を行ってください。

短期的に痛み・炎症が起こる可能性がある

サーマクールCPTやサーマクールFLXは痛みの軽減、効果の増大等を実現した改良機器ですが、稀に「遅発性の火傷」(赤み、水疱形成)が起こることがあります。

施術中の痛みもほとんどありませんが、部位によっては熱や痛みを感じることがあるため、施術前にリスク・ダウンタイムの可能性について医師から説明を受けることをおすすめします。

リフトアップ効果はウルセラに劣る?

世間では、サーマクールもたるみ治療において「リフトアップ効果が得られる」といわれますが、それは正しいのでしょうか。

そもそもサーマクールとウルセラは効果が異なります。サーマクールは引締め、ウルセラはリフトアップを目的としているため、一概に効果の比較はできません。

サーマクールによる熱エネルギー照射は真皮層と脂肪層(4.3mm)へアプローチし、肌の即時的な引き締め、創傷治癒による新しいコラーゲン生成によって、肌のリフトアップ効果が得られたと感じることができます。

ウルセラは皮膚表面から4.5mmのSMAS筋膜に熱エネルギーを届けることができる医療機器であり、SMAS筋膜への熱エネルギーの照射が肌の土台を直接的に引き上げます。

ご自身のなりたいイメージを医師としっかり相談し、施術を選ばれるとよいでしょう。

サーマクールがおすすめな人は「頬にボリュームがある人」

サーマクールは必要以上の施術や、不必要な場所への過度な施術により頬がこけてしまい、結果として老け顔になってしまう恐れがあります。したがって、サーマクールの利用をおすすめする人は「頬にボリュームがある人」となります。

とはいえ、ウルセラのリフトアップ効果を高めるために、同時にサーマクール施術を推奨しているクリニックも多いことから、全ての人に当てはまるとはいえません。

あとは、「痛みが苦手な人」にもおすすめです。個人差がありますが、一般的にサーマクールはウルセラよりも痛みが少ないと言われています。

決して個人で判断することなく、施術を担当する医師の判断を仰ぐことをおすすめします。

サーマクールFLXはなぜたるみ治療に効果的なの?

サーマクールFLXはウルセラと並びたるみ治療に効果的とされていますが、その理由は主に以下の4つが挙げられます。

主な4つの理由

  • 1.モノポーラRF方式が3次元の引き締めを可能にするため
  • 2.皮下が55℃以上に加熱されるため
  • 3.照射面全体を均一に加熱するため
  • 4.照射時間が長く、コラーゲン変性率が上がるため

以下の見出しで詳しく解説していきます。

モノポーラRF方式が3次元の引き締めを可能にするため

モノポーラRF方式とは、皮膚深部や脂肪層深部を照射するRF(高周波)エネルギーの照射方法の1つです。サーマクールFLXは、モノポーラRF方式により、平面的な引き締め(照射面から見て横方向の引き締め)に加え、奥行きの引き締め(照射面から見て縦方向の引き締め)も可能としています。

皮下が55℃以上に加熱されるため

たるみ治療では、皮膚・皮下組織にコラーゲン生成が起こりやすい温度になるまで熱エネルギーを与える必要があります。コラーゲン線維の収縮や生成が起こりやすい温度は50~75℃といわれており、サーマクールFLXも皮膚・皮下組織を55℃以上に加熱するよう設計されています。

55℃以上の熱はコラーゲン線維の収縮・生成に適している温度のため、肌の引き締め効果を期待することができます。

照射面全体を均一に加熱するため

サーマクールFLXの施術では「マルチプルパス照射」(複数回の照射)が行われるほか、照射チップの照射面が均一に加熱されるため、照射ムラが少なくなります。顔全体をムラなく照射することで、肌の引き締め効果を最大限に高めています。

照射時間が長く、コラーゲン変性率が上がるため

サーマクールFLXはRFエネルギーの照射時間が1.0secで、マルチプルパスで照射を重ねる施術のため、コラーゲン変性率が上がりやすくなっています。たるみ改善を効果的に行うには、コラーゲン線維の収縮・生成を起こりやすくする必要があるため、サーマクールFLXによる施術方法はたるみ治療に効果的といえます。

サーマクールはウルセラとの併用がおすすめ

たるみ治療ではよく「サーマクールとウルセラはどっちがおすすめ?」「効果があるのはどっち?」といった質問がありますが、結論として、両方ともたるみ改善に効果があります。仮にどちらか一方を利用する場合は、目的に応じて選択するのがポイントです。

リフトアップ効果を得たいのならウルセラ、肌の引き締め効果を得たいならサーマクール、といった具合になります。
この作用機序の異なる2つの施術を組み合わせる事で、理論的には機器治療で行える最高峰のリフトアップ効果を得ることが出来ます。

サーマクールはウルセラとの併用がおすすめ

たるみ治療ではよく「サーマクールとウルセラはどっちがおすすめ?」「効果があるのはどっち?」といった質問がありますが、結論として、両方ともたるみ改善に効果があります。仮にどちらか一方を利用する場合は、目的に応じて選択するのがポイントです。

肌の引き締め効果を得るならサーマクール

サーマクールは肌の引き締め効果に定評がある医療機器です。そのため、以下の改善を目的としている方はサーマクールによる施術を行うことをおすすめします。

  • たるみ改善
  • 小顔
  • 肌のハリ
  • しわ改善
  • 毛穴の開き改善
  • ニキビ・脂性肌の改善

この記事の監修者

二宮 幸三(にのみや こうぞう)東京美容皮膚科クリニック 院長・医学博士
二宮 にのみや 幸三 こうぞう
東京美容皮膚科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
たるみ治療に特化し、新しいリフトアップレーザー機器の素晴らしさを安心して体験いただけるよう、痛みの少ない施術を心掛けています。
日々、研鑽しています。
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